今では当館の目玉になっている大露天風呂ですが、
その初代が完成したのは1980年(昭和55年)6月になります。
露天風呂の真ん中に大きな岩があるのが特徴でした。
この巨岩はとてもいいバランスで立っていたそうです。
そして、1995年(平成7年)7月の集中豪雨により、
この大露天風呂は流失してしまいました。
この時の集中豪雨で、旅館の設備や
宇奈月へ温泉を送っている配管設備も被害を受けました。
その為、宇奈月への給湯を優先したので、
翌年の1996年(平成8年)4月に2代目の大露天風呂が完成しました。
今の大露天風呂と形は同じになりましたが、
鉄平石のタイル張りでした。
そして、2004年(平成16年)6月にタイルを
黒部川の天然石をスライスしたものに替えたものが今の大露天風呂です。
初代の大露天風呂と比較してみましょう。(左が初代、右が現在)
初代大露天風呂が完成してから38年になりますが、
昔と今とではずいぶんと様変わりしました。
大露天風呂の高さは、そばにある源泉の高さの関係で、
今より上げることは簡単にできませんが、
他は改良したいところがあるので、これから先少しずつ変わっていくかもしれません。
数十年後にはどうなっているのでしょうね?