黒薙温泉に湧く温泉は、黒薙温泉だけで使っているわけではありません。
毎分2,000リットルという豊富な湯量は、宇奈月温泉のすべてを賄っています。
富山地方鉄道宇奈月温泉駅の前にある温泉噴水

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これもまた、黒薙から送られてきた温泉によって湧き出ています。
この温泉噴水が出ているということは、
無事に温泉が送られているという目安でもあるでしょう。

正保2年(1645年)に、麓の村の太郎左衛門が、
夢の中の薬師如来という神様のお告げによって発見されたと言われている黒薙温泉。
今もなお湧き続けている温泉の恩恵は、計り知れないものです。